眠りの森
2008年12月09日
講談社
売り上げランキング: 1090
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美貌のバレリーナが男を殺したのは、ほんとうに正当防衛だったのか?完璧な踊りを求めて一途にけいこに励む高柳バレエ団のプリマたち。美女たちの世界に迷い込んだ男は死体になっていた。若き敏腕刑事・加賀恭一郎は浅岡未緒に魅かれ、事件の真相に肉迫する。華やかな舞台の裏の哀しいダンサーの悲恋物語。
「卒業」に続く加賀恭一郎シリーズ第2弾。
登場人物の一人が既知なので、読んでて安心感が違う。
今回はバレエ団を舞台にした推理小説で、単なる殺人トリックだけじゃなく、関係者の心情描写を上手く絡ませて犯行動機をそこに結びつけることで、謎解きをより困難にしている。
正直、見破れませんこんなの。
違和感を感じる部分(=伏線)はあるにしても、それが最終的にどう繋がるのかが全然読めない。
それでも最後には上手くまとめられていて、一応きちんと全てが繋がっている。
これまでに読んだ東野作品にいくつかあった納得のいかない殺害動機という感じではなく、今回はラストも良い感じに終わっていたと思う。
それにしても、加賀刑事、シリーズ前作の「卒業」で振られた女子大生に対して
「大学時代の恋人」
扱いしてるのはどうなの…?
評価:★★★★★ 5.0
今回は最後もスッキリ。
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