仮面山荘殺人事件
2009年01月10日
仮面山荘殺人事件 (講談社文庫)
posted with amazlet at 09.01.10
東野 圭吾
講談社
売り上げランキング: 32390
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おすすめ度の平均:
期待しすぎずに読めば・・・タイトルの「仮面」にも意味あり!
好き嫌いが分かれるか
それはないでしょう・・
やられました
仮面山荘殺人事件、読了。
東野圭吾多分13冊目。
8人の男女が集まる山荘に、逃亡中の銀行強盗が侵入した。外部との連絡を断たれた8人は脱出を試みるが、ことごとく失敗に終わる。恐怖と緊張が高まる中、ついに1人が殺される。だが状況から考えて、犯人は強盗たちではありえなかった。7人の男女は互いに疑心暗鬼にかられ、パニックに陥っていった……。
これは騙された。
解説によると、この手法は叙述トリックという奴らしい。
「地の文を信じちゃいけない」って事ですか。
でもそんな地の文疑ったら何を信じれば良いのかね。
最後にタイトルの「仮面」の意味を知ったときは納得した。
これはなかなか上手くできているな、と。
それにしても、中盤以降徐々に強盗犯の挙動がおかしくなる点には気づくものの、「仮面」には気づかなかった。
タイトルが「殺人事件」となっているだけに、それを疑うのは難しい。
評価:★★★★★ 5.0
結局のところは犯人ではなく作者に騙されたわけだけど、意外に読後感はスッキリ。
結構サクサク読めて面白かった。
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