どちらかが彼女を殺した
2008年12月21日
講談社
売り上げランキング: 1976






どちらかが彼女を殺した、読了。
最愛の妹が偽装を施され殺害された。愛知県警豊橋署に勤務する兄・和泉康正は独自の“現場検証”の結果、容疑者を二人に絞り込む。一人は妹の親友。もう一人は、かつての恋人。妹の復讐に燃え真犯人に肉迫する兄、その前に立ちはだかる練馬署の加賀刑事。殺したのは男か?女か?究極の「推理」小説。
非常に面白かった。
最後まで犯人が明かされないという珍しいミステリー。
袋とじの解説にヒントが載ってたりする。
ネタバレあり。
で。
予想は見事に外れたわけですが。
ちょっと納得いかない。
加賀刑事と主人公が犯人を見破ったという事実から、犯人を推定出来るっていう根拠みたいなんですけど。
それってどうなのかなぁ?
あと、気になる点は、偽装工作したのは本当に男だったの?
女が無理だっていう根拠が、背が低いから絆創膏に届かないっていう部分だけならば、
土や砂が少し落ちていた。(中略)いや、土足にしては少ないか(p.56)
恐ろしく踵の高いハイヒールで、その欠点をカバーしていた(p.111)
この二つで解決出来ると思うんだけど。
もう一回読もうかな…。
評価:★★★★★ 5.0
犯人はちょっと納得いかないけど、それ以外はかなり良かった。
加賀刑事が、主人公からすれば敵な存在なのに、読者からは敵に思えないのもまた面白い。
old « 朝日杯フューチュリティステークス | メイン | amazonクレジットカード終了のお知らせ » new