変身
2008年10月29日
講談社
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切なかった
初めて読んだ東野作品(ネタバレあり)
初めての感覚
ぞくぞくしました
変身、読了。
東野圭吾さんの本は全部ミステリーだと思いこんで適当に買った、4冊目。
たぶん推理小説ではないです。
内容:
とある青年が不慮の事故で脳の一部を損傷したが、万に1つの確率といわれる脳移植適合者の存在によって一命を取り留める。
彼は自分の性格が徐々に変化していくのを自覚してゆく。
ドナーの影響か、それとも。
脳移植による性格の変化という、なかなか重いテーマの小説。
実際は「変化」というより「破壊」に近い。
正直、「面白い」と言えるようなものではない。
読後感はあまりスッキリしない感じ。
東野さんの得意とする終盤での逆転劇は存在しなかった。
でも、結末は悪いものではない。
終盤の「泣ける度」ならば容疑者Xの献身に軍配が上がるかな。
評価:★★★★☆ 4.5
予想に反してミステリーじゃなかったのと、内容が内容なので。
こういう重い話はあんまり進んで読みたくなるものじゃないですね。
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コメント
タイトルでカフカかと思った。
そういや心臓移植で音楽の趣味がラップ?とかからクラシックに変わったとかいう話のドキュメンタリーを見たことあるなぁ。
ドナーの感性が変だったら、せっかく生き続けても自分じゃなくなっちゃうのかねぇ。
Posted by: マッキー | 2008年10月29日 23:27
ごめんそっち知らない。
毒虫になるのか。
心臓移植でドナーの影響受けたって言うのは見たことあるね。
脳ならまだ分かるけど心臓でもなるのは何でだろう。
Posted by: 祐介 | 2008年10月30日 10:24
俺も読んだこと無いけどさw
虫になって邪魔者扱いされる話ってくらいしか知らないっす。
音楽は心拍数に影響与えるから、慣れてるとか、心地よい音の種類が人によって違うからじゃないかなぁと。
Posted by: マッキー | 2008年10月30日 17:00
心拍数かぁ。
なるほどねー。
Posted by: 祐介 | 2008年10月30日 23:12