僕が七不思議になったわけ
2014年08月18日
僕が七不思議になったわけ (メディアワークス文庫)
posted with amazlet at 14.08.17
小川晴央
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス (2014-02-25)
売り上げランキング: 34,744
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石橋を叩いても渡らない心配性の高校生・中崎夕也はある夜、七不思議を司る精霊・テンコと出会う。深夜の校庭に桜が舞い散る中、宙に浮かぶ袴姿の彼女は、高らかに不吉な言葉を彼に投げかけるのだった。「おめでとう、お主はこの学校の新しい七不思議に選ばれた」なんと彼は七不思議の引き継ぎに、仮登録されてしまったのだ!生きながらも七不思議の一つとなった少年の日々を綴った、思わずもう一度読み返したくなるミステリアス・ファンタジー。第20回電撃小説大賞金賞受賞作。
メディアワークス文庫で評価が高めという理由で買った本。
電撃小説大賞の金賞作品だとか。
この作品を一言で言うと、
「ほのぼの学園ファンタジーかと思ったらミステリーだった。」
構成が上手いなとおもった。
春の章、夏の章、・・・、春の章っていう流れで、地の文の一人称が交互に変わってりしているあたりが、後半で明かされるトリックと上手く繋がってる。
個人的にはこういうミステリは好きじゃないんだけど、この作品に関しては、あーなるほど、上手いって思った。
2回読み返したくなる作品。
文章やキャラの個性については目立って良いところもないけれど、文章自体は割と平易で読みやすい。
スラスラ読める点については、2回読みしやすいという意味で良いと思う。
評価:★★★★☆ 4.5
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