悪意
2008年10月20日
悪意 (講談社文庫)
posted with amazlet at 08.10.20
東野 圭吾
講談社
売り上げランキング: 217
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おすすめ度の平均:
これはすごい。人の持つ悪意とは。
「悪意」の真の意味
結果オーライのメタ・ミステリー
短いタイトルだが、それに全てがこめられている。
悪意、読了。
どうみても作者買いです。
探偵ガリレオ、容疑者Xの献身、流星の絆の東野圭吾さんです。
内容は:
とある人気作家が自宅にて何者かに殺される。
仕掛けられたトリックを見破って犯人逮捕に至るが、その動機が明かされない。
必死の捜索の結果、漸く動機をつかんだと思ったが、いくつか腑に落ちない点が存在。
犯人の仕掛けた巧妙なトリックで、物語が二転三転し、読者は完全に騙される。
そして真相の解明には犯人の中学時代にまで遡る。
そんな感じです。
序盤で犯人が判明するので、もしかしたら違う人が犯人なのか、それともこの後事態が一転するのか、そんな事を思いつつ読んでみるとなかなか面白い。
ただ、中盤になってもタイトルの「悪意」の意味が全く見いだせない。
何故悪意なのか。
どこに悪意が潜んでいるのか。
東野さんの作品はまだ3作目だけど、最後のどんでん返しはホントに凄いと思う。
ミステリー面白い。
評価:★★★★★ 5.0
同作者の「さまよう刃」と「変身」を購入済みなので続けて読もうかと。
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