とある飛空士への恋歌
2009年03月04日
とある飛空士への恋歌 (ガガガ文庫)
posted with amazlet at 09.03.04
犬村 小六
小学館
売り上げランキング: 103
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おすすめ度の平均:
あなた、最低です。少し肩すかしを食らいました。
映像化して欲しい…。
失墜と、新たな出会いと、そして
期待以上。
「これはきれいに飾り立てられた追放劇だ」
数万人もの市民に見送られ、盛大な出帆式典により旅立ちの時をむかえた空飛ぶ島、イスラ。
空の果てを見つけるため――その華やかな目的とは裏腹に、これは故郷に戻れる保証のない、
あてのない旅。式典を横目に飛空機エル・アルコンを操縦するカルエルは、6年前の「風の革命」により
すべてを失った元皇子。彼の目線は、イスラ管区長となった「風の革命」の旗印、
ニナ・ヴィエントに憎しみを持ってむけられていた……。
『とある飛空士への追憶』の世界を舞台に、恋と空戦の物語再び!!
「とある飛空士への追憶」と同じ世界だけど、それとは違ったストーリー。
やはり、この人の作品は良いなぁ。
文章に引き込まれるというか、どんどん続きが読みたくなる。
決して易しい文章というわけでは無いのに、そうさせるのはやはり作者の腕なのかな。
というわけで期待して読んでいたけれど、後半になってもメインっぽい部分がやってこないと思ったら、そのまま終わった…。
これは序章だったみたいだ。
どうやら続くらしい。
あーなんて言うかかなり期待していただけにちょっと残念。
でも話は面白いし、キャラクターも良いから全体としては文句ないんだけど。
評価:★★★★☆ 4.5
「恋と空戦の物語」と言いつつ空戦の話が無かったのがなぁ。
次回に期待。
そういえばこの作者、ラノベには珍しくあとがきが無いんですよね。
あとがき読みたかった。