愚行録
2011年12月14日
ええ、はい。あの事件のことでしょ?―幸せを絵に描いたような家族に、突如として訪れた悲劇。深夜、家に忍び込んだ何者かによって、一家四人が惨殺された。隣人、友人らが語る数多のエピソードを通して浮かび上がる、「事件」と「被害者」。理想の家族に見えた彼らは、一体なぜ殺されたのか。確かな筆致と構成で描かれた傑作。『慟哭』『プリズム』に続く、貫井徳郎第三の衝撃。
先輩に~その6。
地の文が終始インタビュー形式になってる、ちょっと変わった書き方の本。
インタビュアーの台詞は全くなく、インタビューされる側の発言のみで構成される。
そして、最初から最後まで盛り上がりもせずに、そのまま収束して終わるという、何とも残念な感じの作品。
ミステリ的な要素が無いわけでもないけど、犯人が分かったところで、特に何の感情も生まれない。
最後を期待して読んでるといつの間にか終わってたみたいな感じ。
評価:★★★ 3.0
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