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Styleaudio CARAT-TOPAZ Signature 購入

2011年09月03日

DSC_4228_VNX001.JPG

Styleaudioのヘッドフォンアンプ「CARAT-TOPAZ Signature」を買った。

何故かというと、ちょっと前に買ったヘッドフォン「ATH-AD2000」が、若干低音が物足りないのと、店頭で感じたような躍動感が感じられなかったから。
やっぱり安物のヘッドフォンアンプ(BEHRINGER HA400)ではATH-AD2000を鳴らし切れないんじゃないかと思って、ちょっと衝動的にCARAT-TOPAZ Signatureを買ってしまった。

問題だったのは、ヘッドフォンアンプはなかなか視聴できないから、選択が難しいこと。
どうせ買うならそこそこのお値段のものをっていうことで、大体2~4万円台のものを検討してみた。

ヘッドフォンアンプにはUSB-DAC機能が付いてるものと付いてないものがあって、最初はUSB-DACは無くても良いと思ってたけど、音の味付け的にUSB-DAC付きの方が面白そうということで、USB-DAC付きを検討。

色々探して、気になったのはこの辺。

・Audinst HUD-mx1
・FOSTEX HP-A3
・Styleaudio CARAT-TOPAZ Signature

HUD-mx1とHP-A3は秋葉のダイナミックオーディオで視聴が出来て、HP-A3の方が好みの音だったからHUD-mx1は却下。

HP-A3とCARAT-TOPAZ Signatureは迷ったけど、レビューとか色々見てCARAT-TOPAZ Signatureに決定。
これと言った決め手はないけど、CARAT-TOPAZ Signatureの方がちょっとマイナーっぽいし、低音不足なA900の低音が増強されたっていうレビューとか見てて良さげかなと思ったから。


というわけで簡単にレビューっぽいものを。

【音質について】

まず視聴環境はこんな感じ。

音源:PC
サウンドボード:ONKYO SE-90PCI
ヘッドフォン:audio-technica ATH-AD2000

CARAT-TOPAZ Signatureは入力としてUSBと光デジタルの2種類があるから、両方試してみた。
ちなみに、音質についてはこれまで使用してたBEHRINGER HA400(SE-90PCIアナログ接続)との比較。

■光デジタル・USB共通
低音が増強された。
HA400に比べて、低音の量と質が上がってる。
スッキリ締まってるけどちゃんと量も出てる感じ。

■光デジタル(SE-90PCI経由)
中音が強い感じで、ボーカルに芯があって力強い感じ。
音の広がりはそんなに変わった感じはしない。
ボーカル重視ならこっち。POPSとか?

■USB:
光デジタルに比べると若干中音が弱い。
ボーカルが澄んだ感じ。
中高音の広がりがアップして、響きが良くなった。
楽器重視ならこっち。クラシックとか?

大体そんな感じかな。
一番驚いたのは、どちらもデジタルなのに入力の違いでここまでボーカルの感じが変わるのかということ。
光デジタルが力強さならUSBは繊細さっていう感じで、結構印象が違う。
ただ、USBは中音が若干弱いから、ボーカルが埋もれちゃう感じもする。
でも、今までがカマボコ傾向だったから、USBの音は結構新鮮で、なかなか楽しい音だと思った。

というわけで、今までと違う味付けのUSB入力でいこうかと思ったら、ここで問題が発生。
「USB経由だと、地デジの音声が出力されない。」
これが結構痛い。
地デジチューナーはBUFFALOのDT-H33/PCI。
地デジの音声出力がサウンドボードは対応してるけど、USBは対応してなかった。

地デジの音声出力ってものによって出ないのがあるのは知ってたけど、今回はその点は全く考慮してなかった。
仕方がないので光デジタル接続にした。
とはいっても光の音質が悪いわけではないし、味付けが違うだけだからそこまで困るわけではない。
ただ、選択肢としてUSBが無くなったのがちょっと残念だった。

ちなみに、CARAT-TOPAZ Signatureはアナログ出力も持ってるから、スピーカーにもそのまま接続出来る。
ヘッドフォンの場合と同じで、今までのSE-90PCIアナログ出力と比べると、CARAT-TOPAZ Signatureの方が低音がアップして結構好みの音に近づく。
GX-100HDが若干低音不足なところもあって、低音が増強されるのはなかなか嬉しい。
スピーカーの場合はヘッドフォンほど明確に違いは感じないけど、今まで聞いてた感じよりは良くなってるのは確か。

【音質以外について】

■大きさ

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ヘッドフォンアンプって画像だけだと大きさが分かりにくいけど、想像してるよりは結構小さめ。
この間買ったダンボーと同じくらいの大きさ。
そもそもダンボーがどのくらいだよって話だけど。

■操作性

DSC_4231_VNX003.JPG
前面。

DSC_4230_VNX002.JPG
背面。

前面に付いてるのが、

・ヘッドフォン標準出力
・出力切り替えスイッチ(ヘッドフォン/アナログ出力/OFF)
・入力切り替えスイッチ(USB/光デジタル)
・ボリューム調整つまみ

こんな感じで、出力切り替えスイッチが結構便利。
今まではSE-90PCIの出力を分岐させてスピーカーとヘッドフォンに繋いでたから、ヘッドフォンで聴くときはスピーカーの出力をいちいち切らなきゃいけなかった。
切り替えスイッチのおかげで、簡単に出力を変えられるのは良いね。

入力切り替えスイッチは、2種類の入力を同時に使う場合なんかに良いと思う。
USBと光デジタルを両方さしておいて、使いたい方だけ選択するだけ。

スイッチがプラスチックの押すタイプじゃなくて、金属の棒で上下に倒すタイプなのもなかなか好き。

【まとめ】
・質の良い低音。
・光デジタル(SE-90PCI経由)ならボーカル重視、USBなら音の広がり重視。
・入力・出力切り替えも簡単で操作性も良い。

USB入力で地デジの音が出なかったのはちょっと予想外だったけど、ヘッドフォンアンプとしてもDACとしても満足。
HA400のコスパが高かったから、CARAT-TOPAZ Signatureが価格に見合ったものかどうかはなかなか難しいけど、買って損したとは思わない。

おまけ。

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amazonの安いけど高品質ってことで評判の良い光デジタルケーブルと、USBケーブル。


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