三毛猫ホームズの推理
2008年08月17日
光文社
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ちょっと驚きの内容
トリックが凄い！ 風智睡眠中三毛猫ホームズの推理、読了。
樹君から借りた本その3。
初版が1985年らしいです。
古いね。
内容は、まさにミステリー。
まともなミステリーを読んだことが無かったから、他と比べて凄いのかどうかはよく分からない。
とりあえず、GOSICKとはレベルが違うな、といった印象。
内容は、女子大で起きる連続殺人事件を刑事が謎解いていく…という話。
ただ、実際のところ殆どのトリックは三毛猫が見破ってる。
という感じの三毛猫シリーズ？らしいです。
最初は1つの事件に見えたものの、複数の事件が絡んでて、さらに人がどんどん死んでいくからだんだん訳が分からなくなってくる。
そして犯人が犯人じゃなくて真犯人がー、みたいな良くありそうな推理もの。
ただ、真犯人とは言い切れなくて、実は複数の犯人が同時に犯行を計画していたというのが割と味噌？
そんなわけで、こういうミステリーは多分初めて読んだのもあって、後半のハラハラドキドキ感はなかなか良かった。
ただ、やっぱりあの人がーみたいな部分はもう読まれること前提で書いているのかな？
意外な犯人になる人が途中でばれるのもちょっと残念。
そしてその動機も納得がいかない。
あとは、複数の犯人と犯罪がかなり複雑に絡みすぎてて、あり得ない感がある部分と、一部のトリックが非現実的過ぎるのはちょっとマイナス要素。
そういえば、冒頭でいきなり男女がゴニョゴニョ始めるのはちょっといただけない。
わりとそういうシーンが多いのもちょっとね。
評価：★★★★☆ 4.5
面白かった。
でも人が死にすぎるミステリーはちょっと合わないかも。
続編買う…にしても古すぎて売ってないなぁー。
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