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三毛猫ホームズの卒業論文 (光文社文庫 あ 1-105)

posted with amazlet at 08.08.20

赤川 次郎
光文社
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三毛猫ホームズの卒業論文、読了。

折角「推理」を借りて読んだので、駅前の本屋に売っていた「卒業論文」を買ってみた。
三毛猫ホームズシリーズでは、「推理」が1作目で「卒業論文」が40作目だそうで。
というか、まだこのシリーズが続いてたことにびっくり。
1作目がもう20年以上も前なのに。

また、1作目を読んでおけば、その後はどれを読んでも問題ないように作られているのもなかなか素敵。
登場人物も1歳しか年が変わって無いんだとか。

さて、今回は、とある大学生二人が書いた卒業論文に書かれていた殺人事件にまつわる話。
結婚式で突然人が刺され、その後も人が自殺したり刺されたり…でやっぱりいろんな人が死にます。

「推理」と同様に、事件には色々な人が関わっていて、その関係はかなり複雑。
今回の場合は、ラストに割とあっさりと解決されるものの、その複雑さから事件の全容を把握するのはなかなか難しい。
そんなわけで、途中の段階で真犯人を予想するのはほぼ不可能。
もう少し事件に絡む人数を減らしてくれると良いんだけど…。

評価：★★★★　4.0

三毛猫ホームズシリーズはとりあえずここら辺で止めておこうかな。

↓評価に関して。