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七回死んだ男

2011年09月22日

七回死んだ男 (講談社文庫)
西澤 保彦
講談社
売り上げランキング: 4003
どうしても殺人が防げない!?不思議な時間の「反復落し穴」で、甦る度に、また殺されてしまう。渕上零治郎老人―。「落し穴」を唯一人認識できる孫の久太郎少年は、祖父を救うためにあらゆる手を尽くす。孤軍奮闘の末、少年探偵が思いついた解決策とは。

先輩から譲り受けた本その2。

一言で言えば、SFリピートものミステリ。

正直、序盤はつまらない。
リピートに入るまでの長々しいやりとりがつまらない。
遺産相続を巡ったゴタゴタなやりとりなんて見ててそう面白いもんではない。

序盤をガマンすれば、メインのリピートゾーンに突入。
ここからは割と面白い。
SFだからって何でもありってわけではなくて、ちゃんと設定は決まっているし、その決められたルールの中で謎解きをするって言う意味で、ミステリとして成立してる。
伏線のばらまき方がちょっと分かりやすい気はするけれど、伏線には気づいても真相が分かるわけではないし、寧ろ伏線が分かりやすいからこそ続きが気になって仕方がない感じにさせるのかもしれない。

リピートものといっても、毎回色々と変化があるし、リピートしてるからこその面白さがあって退屈させない。
単純に同じような話を8回も見させられて辟易するどこかのアニメとは違う。
毎回新しい発見があって、面白い。

で、肝心のラスト。
これはこれで結構驚かされる作りになってて、そう来たかって感じ。
終わり方としては悪くはない。

評価:★★★★☆ 4.5

全体的には面白かったんだけど、難点を挙げるなら、登場人物のキャラ設定のわかりにくさ、遺産相続問題を題材にしたところの2点かな。
キャラにもっと魅力があって違う題材のリピートものだともっと良かったように思う。

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