犬はどこだ
2010年12月16日
開業にあたり調査事務所“紺屋S&R”が想定した業務内容は、ただ一種類。犬だ。犬捜しをするのだ。―それなのに舞い込んだ依頼は、失踪人捜しと古文書の解読。しかも調査の過程で、このふたつはなぜか微妙にクロスして…いったいこの事件の全体像とは?犬捜し専門(希望)、25歳の私立探偵、最初の事件。新世代ミステリの旗手が新境地に挑み喝采を浴びた私立探偵小説の傑作。
再び米沢穂信作品。
犬探し専門の探偵を始めたはずの主人公に変な依頼が来たりする話。
前回までのスイーツ系とは違って、登場人物が皆大人。
途中途中にチャットシーンが出てきたりとラノベっぽさは若干ある。
話の展開は、
二つの事件がクロスしてて最後には―
って感じなんだけど、ラストが何か残念だった。
良い感じに盛り上がって来たところであっさり終わっちゃった感じ。
ところで、この本の価格が税込みで777円なんだけど、どういう意味があるんだろう。
評価:★★★★ 4.0
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