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チルドレン

2010年08月14日

チルドレン (講談社文庫)
伊坂 幸太郎
講談社
売り上げランキング: 2105
おすすめ度の平均: 4.5
5 カッコイイなぁ
5 おれの仕事は奇蹟が起こせるのかなぁ・・・
5 俺たちは奇跡を起こすんだ
5 こんな人々(犬も含め)周りに居たらいいな
3 交錯する物語
こういう奇跡もあるんじゃないか?
まっとうさの「力」は、まだ有効かもしれない。信じること、優しいこと、怒ること。それが報いられた瞬間の輝き。ばかばかしくて恰好よい、ファニーな「五つの奇跡」の物語。
吉川英治文学新人賞作家、会心の受賞第1作!
短編集のふりをした長編小説です。帯のどこかに“短編集”とあっても信じないでください。
伊坂幸太郎

ずっと気になってはいたけど触れずにいた作家、伊坂幸太郎についに手を出した。

作家買いなので、どの作品が読みたいとかそんなのは全くなし。
というわけで、いつもの様にamazonで好評のものをチョイスした結果、この作品に決定。

短編集。
今まで散々裏切られてきた短編集。
初めての作家にいきなり短編集で挑んで良いのか迷ったけど、amazonレビューを信じて。

文章としては、結構読みやすい方だと思う。
ついでに、地の文が独特で面白い感じがする。

構成は、短編集と言いつつも、それぞれが関連してるから完全な短編集というわけではない。

一番のポイントは、登場人物のキャラが立っていて、特に陣内って男が面白いところかな。
こういう人物は伊坂作品には良く出てくるのか、それともこの作品にだけ登場するのかは分からないけれど、とにかくこの作品においては陣内の存在がかなり重要になってる。

内容は、何となくミステリっぽい感じだけれど、大したトリックがあるわけでもない。
ほのぼの日常系にちょっとミステリっぽさを足してみましたってところかな。
リアリティはあんまり感じられない。
ストーリーだけを見るとちょっと微妙。

プラス要素:読みやすさ、キャラ
マイナス要素:ストーリー

といった感じ。

評価:★★★★ 4.0

続けて作家買いするかどうかは微妙なところ。
積ん読が無いからどうしようか。


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