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砂漠 (新潮文庫)

posted with amazlet at 10.09.12

伊坂 幸太郎
新潮社
売り上げランキング: 1250

おすすめ度の平均:

見守る感じで・・・
出色の青春小説
最高に盛りだくさんな学生生活
少々ネタばれありますので気をつけて下さい。
ばんばんいこう

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入学した大学で出会った5人の男女。ボウリング、合コン、麻雀、通り魔犯との遭遇、捨てられた犬の救出、超能力対決…。共に経験した出来事や事件が、互いの絆を深め、それぞれ成長させてゆく。自らの未熟さに悩み、過剰さを持て余し、それでも何かを求めて手探りで先へ進もうとする青春時代。二度とない季節の光と闇をパンクロックのビートにのせて描く、爽快感溢れる長編小説。

伊坂幸太郎の3冊目。

5人の大学生が青春する物語。
それ以上でもそれ以下でもなかった。

毎度ながらこの人の作品は、キャラクターに個性があって、読んでて飽きる感じがしないのが良い。

春の章から始まって、夏秋冬ときてまた春で終わる構成。
それぞれにちょっとした事件が入ってたりで、読んでて飽きる感じはしない。

序盤から中盤にかけて、伏線らしきものがあるけれど、なんと最後になって殆ど回収されずに終わる。
回収されない伏線はもはや伏線でも何でもないんだけど、「オーデュボンの祈り」の華麗な伏線の回収を見た後だったせいで、かなり残念な終わり方だった。

一言で言えば大学生の日常。
ミステリっぽさを感じさせるけど結局ミステリではないというちょっと騙された感じ。

評価：★★★★　4.0

ストーリーは残念だけどキャラと読みやすさで。