黄昏色の詠使い イヴは夜明けに微笑んで
2008年09月23日
富士見書房
売り上げランキング: 55289
マルチ主人公とでも言うべきか
幻想的で綺麗な物語です。
きれいなものがたり
透き通っていて、綺麗な物語です
黄昏色の詠使い イヴは夜明けに微笑んで、読了。
序盤はちょっと微妙かと思ったんですが、内容が分かってくると段々と面白くなってきた。
富士見ファンタジア文庫だけあって、かなりファンタスティック。
名詠という赤・青・黄・緑・白の全5色の召還術を扱う「名詠士」の学校にまつわる話。
名詠を行うのにはその色に対応した触媒が必要で、召還できるものは色に関連するものに限られる。
色は全5色あるけれど、1色マスターするのに数十年?かかる。
そんなわけで、魔法使いの見習いが頑張って魔法を習得する感じの話です。
そういう話に登場する人物は大抵カタカナなわけで、カタカナ嫌いな自分としては序盤はもう誰が誰だかさっぱり…。
何故かカタカナ名は覚えにくい…。
やっぱり漢字が良いよね。
それと、登場人物はそこそこ多めで、視点がコロコロと他の人に移る。
もう少し視点を絞って描いて欲しかった。
シーン毎に動作主の視点に切り替えられるとちょっと混乱する。
あと、造語というか、漢字名にカタカナのルビが振ってある用語が多くて、ちょっと読みにくい部分が気になったかな。
評価:★★★★ 4.0
話の内容は普通に面白かった。
ただ、上に書いた数点がマイナス要素。
読み慣れてきた中盤以降は結構面白かったし、次巻は買っても良いかなという程度。
ちなみにイラストは文学少女の竹岡美穂さん。
透明感があって、この作品には結構あってると思う。
メモ:
赤:クルーエル
緑:ミオ
夜:ネイト、イブマリー
虹:カインツ
他のサブキャラは忘れた。
old « amazonの本 | メイン | 後期 » new