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理由(わけ)あって冬に出る

2012年05月28日

理由(わけ)あって冬に出る (創元推理文庫)
似鳥 鶏
東京創元社
売り上げランキング: 34501
芸術棟に、フルートを吹く幽霊が出るらしい―吹奏楽部は来る送別演奏会のため練習を行わなくてはならないのだが、幽霊の噂に怯えた部員が練習に来なくなってしまった。幽霊を否定する必要に迫られた部長に協力を求められ、葉山君は夜の芸術棟へと足を運ぶが、予想に反して幽霊は本当に現れた!にわか高校生探偵団が解明した幽霊騒ぎの真相とは?コミカル学園ミステリ。第16回鮎川哲也賞佳作入選、期待の新鋭のデビュー作。

前から気になっていた創元推理文庫のミステリ。

表紙から漂うイメージ通り、全体的にかなりラノベっぽい。
高校が舞台で、冴えない主人公とヒロインがいて、事件が起きて解決して―
っていう良くある流れ。

といってもヒロインはあんまり前に出てなくて、女性キャラだと別の人物の方がやたら目立ってた。
でも、2作目以降も表紙に出てきてるってことはヒロインで良いんだよね。

ずっと気になっていたのにここまで買わずにいたのは、評判がそこまで良くない感じだったから。
ラノベタッチが嫌いな訳ではないし、ミステリなら文句は無いんだけど、何となく買わせない要素があって買えなかった。

読んでみると、確かに評価が高くない理由が何となく分かる。
同じ創元推理文庫ということで、「氷菓」の米澤穂信さんと比較すると、
よねぽの方がキャラがたっていて、ラノベ的な視点で見れば面白い。

本作はキャラがいまいちで(特に主人公とヒロイン)、トリックも日常系にしては懲りすぎてる。
凝っている割にラストの驚きがあんまり無くて、読んだ後に何も残らない感じがする。

途中、全く無関係な話が挟んであると思ったら、ちゃんと伏線になってました―
ってのは良いんだけど、その挟まれた話がほのぼの学園ものミステリにはちょっと似合わない感じがした。

そして、エピローグ。
アレは何のために入れたんだろうって感じ。
そこで終わらせておけばいいのに、変なものくっつけちゃったせいで残念な終わり方になってる。

全体的に見ると何もかもが中途半端な感じがした。
なんかもったいないなーという印象。

評価:★★★☆ 3.5

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