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オーデュボンの祈り

2010年08月29日

オーデュボンの祈り (新潮文庫)
伊坂 幸太郎
新潮社
売り上げランキング: 1574
おすすめ度の平均: 4.0
4 はまります!
1 浅い
4 伊坂氏の才能に感服
4 ジグソーパズルのピース
5 現実世界から旅をする
コンビニ強盗に失敗し逃走していた伊藤は、気付くと見知らぬ島にいた。江戸以来外界から遮断されている“荻島”には、妙な人間ばかりが住んでいた。嘘しか言わない画家、「島の法律として」殺人を許された男、人語を操り「未来が見える」カカシ。次の日カカシが殺される。無残にもバラバラにされ、頭を持ち去られて。未来を見通せるはずのカカシは、なぜ自分の死を阻止出来なかったのか?卓越したイメージ喚起力、洒脱な会話、気の利いた警句、抑えようのない才気がほとばしる!第五回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞した伝説のデビュー作、待望の文庫化。

伊坂幸太郎の2冊目。

文中で主人公が、この島はリアリティが無いと断言しちゃってる。

仙台付近のとある島という設定だけど、本土とは全く交流が無かったりする。
他にも、案山子が喋ったり、変な住民が多かったりするけど、全く別の世界だと思って読めば特に違和感はない気がした。

リアリティが無いと断言してるだけあって割と謎な事が色々あるけど、その多くが伏線になってて最後で回収されるのは上手く出来てるなと思う。
ただ、ラストはもうちょっと何か一工夫欲しかった。

あと、城山という凶悪な性格の警察官が何のためにいたのかがよく分からない。
一応島のからくりを解く一部にはなっていたけど、あのキャラ設定である意味はあったのか。
奴の存在は不愉快以外の何物でもない気がする。

主人公の性格も、割とまじめでまともな感じかと思いきや、たまに変な言動があったりでよく分からない。
全体的に登場人物の性格が把握しづらい感じがした。

と、悪いところばかり書いてるけど、全体としては今までにない感じで割と面白かった。
ミステリーかと言われるとちょっと微妙で、ファンタジー要素の方が強いかな。

評価:★★★★☆ 4.5

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