6時間後に君は死ぬ
2012年01月04日
6時間後の死を予言された美緒。他人の未来が見えるという青年・圭史の言葉は真実なのか。美緒は半信半疑のまま、殺人者を探し出そうとするが―刻一刻と迫る運命の瞬間。血も凍るサスペンスから心温まるファンタジーまで、稀代のストーリーテラーが卓抜したアイディアで描き出す、珠玉の連作ミステリー。
先輩に~その7。
最近本結構貰ってるから自分で買わないで済むのがとても良い(`・ω・´)
さて。
この本、やっぱりタイトルが良いよね。
6時間後に君は死ぬって。
死の宣告ってやつですかね。
中身は短編集になってて、表題の「6時間後に君は死ぬ」が1話目で、最終話にその関連の「3時間後に僕は死ぬ」ってのが収録されてる。
他の短編も、全部圭史っていう予言者が出てくる点では共通してる。
どれも一言で言えば、「世にも奇妙な物語」的な短編集。
東野圭吾も「毒笑小説」とか「黒笑小説」とか似たようなのを出してたけど、
ミステリ作家の短編集はああいうのが多いのかな。
作者が高野和明さんなので、「13階段」で文章の読みやすさは保証されてるからそこら辺は良かった。
ただし、ストーリー的にはうーんちょっとっていうのが中盤にいくつか。
もともとファンタジーとかSFとかあんまり好きじゃないってのもあるのかもしれないけど。
上の「6時間後~」と「3時間後~」はそこそこ面白かったと思う。
評価:★★★★ 4.0
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