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フォーカス・リーディング

2008年09月01日

フォーカス・リーディング 「1冊10分」のスピードで、10倍の効果を出す いいとこどり読書術
寺田 昌嗣
PHP研究所
売り上げランキング: 4
おすすめ度の平均: 4.5
4 新しい速読書
5 読んで久々に頭がスッキリした本です。
4 読んで後悔することはまずない
5 むっちゃお得!
4 今までの常識が覆った。

フォーカス・リーディング、読了。

ネットで見つけてちょっと評判が良くて気になったので買ってみました。
「読書の本質」+「速読」 的な本です。

読んでみた感想は、うーん…。
そもそも、この本はビジネス書なんかで知識をつけたいビジネスマン向けだと思う。
本を速く読むのではなく、いかに速く本の中身を読み取るか。

内容は大きく二つに分かれていて、前半が理論編で後半が鍛錬編。
前半で理論を述べて後半でテクニックを身につけようっていう感じ。

理論編では、本は量を読んでも無駄だみたいな反多読的なことが書かれている。
沢山読んだからといって何かが身につくとは限らないよ、と。
読書はコスト(時間)に対する効果が重要なんだ、と。

鍛錬編では、実践的速読テクニックの演習が色々と載ってる。
その中心となるのが、目を上手くコントロールする為のテクニック。
ちょっとやってみたけどかなり疲れる。
「これを20分やってください」とか書かれているけど無理ですねこれ。

しかも、そのテクニックを習得するには反復が必要で、結局のところ習得するまでにかなりの時間を要することになる。
習得できるかどうかもわからないのに、時間を消費するのは筆者の言う投資対効果が見込めないと思うんだけどどうだろうか…。
そんな時間があったらほかの本を…と思ってしまうのはダメですかね。

そもそも、これをまじめに実践できる人はどのくらいいるのかかなり疑問。
モチベーションの問題は完全に無視。

評価:★★ 2.0

理論編はそこそこ良いことが書いてあるけど、鍛錬編はあまり意味がない感じ。
この内容のセミナーが10万もするのか…と思うとちょっと。
10万の内容が1000円で買える、ではなくて、1000円済んで良かったっていう感じ。


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コメント

>沢山読んだからといって何かが身につくとは限らないよ、と。
読書はコスト(時間)に対する効果が重要なんだ、と。


たくさん読むことによって良い本と出合える可能性があるー とか。
そういうプレイスレスな事が本を読む上で大事だと思うんだ!

確かに『本を楽しむ』って内容の物じゃなさそうね。

確かにそうだよね。
量を読むことのメリットもあると思うね。

ただこの本が、特定の知識を本から素早く得たいっていう人向けみたいだからしかたがないのかも。

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