映画 とある飛空士への追憶&アンフェア
2011年10月02日
秋といったら映画だよねってことで、映画2本見てきた。
いや、単に「とある飛空士への追憶」が見たかっただけで、友人を誘ったらついでに「うさぎドロップ」も見ようって言われ、でもうさぎドロップ放映終了してたから、じゃあ「アンフェア」見るかってなったわけです。
あ、ネタバレあるかもしれないので以下略。
■とある飛空士への追憶
凄く良かった。
最近見た映画の中では一番面白かった。
原作があまりにも良すぎるから、アニメ化したら劣化するのかなってちょっと不安だったけど、そんなことはなかった。
最初の襲撃シーンでいきなり鳥肌立った。
メインの空戦シーンも迫力あったし、機体のCGも凄く良くできてたと思う。
背景の景色とかも凄く綺麗で、手抜き感は一切無かった。
欲を言えば、最後の真電との戦闘シーンはもうちょっと長ければより良かったと思う。
原作のあの素晴らしい空戦描写を1秒でも長く見たかった。
でも時間に限りがあるからそこはしょうがないのかな。
と、全体的には満足なんだけど、不満が無いわけではない。
ヒロインのファナ。
まず、絵が可愛くない。
原作の挿絵はもっと可愛かったはずなんだけど、なんか劣化してた。
もっと問題なのが、声。
最初の発声からいきなり残念感が漂ってた。
そして最後まで残念な感じ。
特に笑い声とか酷かった。
絵が美しくないのはまぁ許すとしても、声に魅力が無いのはちょっとダメだろう。
声優誰がやってんの?って調べてみたら、素人だった。
竹富聖花っていう、モデルだか女優だかやってる16歳。
今作がアニメ声優初挑戦ですって。
初挑戦で映画のヒロインやっちゃうんですって。
演技力があるわけでも、声質に魅力があるわけでも、歌が上手いわけでも、知名度が高いわけでもないのに、何故この人選んだし。
シャルル役の神木君とか、真電パイロット役のサンドウィッチマン富澤さんとかは良かったのに、ファナ役の竹富さんが残念すぎた。
ファナの幼少期のシーンで声優さんが切り替わった途端、普通に上手くて技量の差が露呈しちゃった感じだったし。
ファナが子守歌歌ったあとに、シャルルの母親が歌ったシーンでは歌でも差を見せつけられてた。
というわけでまとめると、
空戦描写は凄く良かったけどファナの絵と声優が残念すぎた。
でも全体的にはかなり迫力があって面白かった。
■アンフェア the answer
思ったより面白かった。
キャストはおなじみのメンバーで、安心感がある。
突如現れた検察官役の山田孝之は登場シーンからいきなり犯人臭がぷんぷんしてる。
ずっと味方として行動してたけど、結局最後は予想通り。
ちょっと意外だったのは、今まで仲間だった三上までもが敵に回ってたこと。
まあ、アンフェアらしい展開だから凄い驚きっていう訳ではないか。
結局ラストは曖昧な感じに終わったし、「the answer」とか言っておきながら続編が出てもおかしくはなさそう。
そう言えば、yahoo映画のレビューで、「ミステリーではなくホラーです。」的なことが書かれてた。
確かにホラー要素が若干強かった気もするけれど、ちゃんとミステリ要素も健在。
リアリティがあるかどうかは別だけど。
あ、でも、エンドロールで細かいトリックの種明かししてるのはなかなかの親切設計だなって思った。
まとめると、
ミステリ的にはアンフェアらしい展開で、今回はちょっとホラー要素も多かったけど、全体的には楽しめた。
昨日地上波で見た「ゴールデンスランバー」よりは断然面白かった。
あと、ホントどうでも良いことだけど一つ気になったのは、USBフラッシュメモリのことを「USB」って呼んでること。
全員が全員「USB」って言ってる。
でもUSBって記憶媒体じゃなくて、ただの規格だから。
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あ、そうそう、今回「とある~」で初めてデジタル映画見たんだけど、凄いねデジタル。超綺麗。
アナログみたいにぼけないし、エンドロールのちっちゃい文字もくっきり見える。
そして汚いゴミが映らない。
デジタルの「とある~」を見た後に、アナログの「アンフェア」見たら汚すぎた。
前から思ってたけどアナログ映画はぼけぼけで目が疲れる。
今回見たデジタル映画はアニメだったから実写との違いは分からないけど、最初の広告とか見る限りでは実写でもデジタルの方が断然綺麗。
同じ値段なら断然デジタルの方が良いね。
次からはアナログ方式の映画館は行かないことにする。
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